エクソシストという映画の中の悪魔パズズは有能な催眠術師?


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映画「エクソシスト」は、幼いリーガンマクマニールにとり憑いた悪魔パズーズから彼女を救うべく立ち上がったメリン神父とカラス神父の壮絶な戦いを描いた話題作です。

恐怖映画好きであれば一度はご覧になった事のある作品だと思います。

エクソシズム最中に悪魔パズーズは、宿敵である神父達にしきりに意味不明の言葉を叫んだり、怒りをあらわにしたパフォーマンスで自分に注意を引こうとします。そのためベットが激しく動き出したり、空中に浮かび上がったり、首が360度一回転したりという恐ろしい現象が目の前で繰り広がるのですが、それは実は催眠状態に入ったカラス神父の幻覚だったかも知れないとう一つの解釈……

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は EXORCIST.jpg です

人間には脳内のホルモンの働きに由来する幻覚のメカニズムというものがあります。幻覚を起こした被験者の脳内ホルモンを検査したところ、血液中の「セロトニン」分泌量が通常より増加することが分かっています。

この結果から現在では「脳内セロトニン」の分泌量が幻覚に大きく関わっているのではないかと考えられています。

また幻覚の正体は古い脳にあたる「視床」に通常より多い「セロトニン」が分泌されることで今まで意識に上らないような自分自身の過去の記憶や想像のイメージがその正体ではないかという側面もあり….

うまい催眠術師は、巧妙な暗示による誘導によって相手の脳内セロトニン分泌量をうまく増加させて、思いのままの幻覚を見せることもできるようですし

脳内の「セロトニン」の量は、「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」の分泌量に比例して増加していきます。「ドーパミン」は何か一つのことに過剰に集中している状態を作り出し、「ノルアドレナリン」は怒りや恐怖を司るホルモンです。両者とも脳を催眠状態に誘導するためのキーワードとなるホルモン。

相手の怒りや恐怖を煽り立てる目的のための悪魔パズーズの数々の恐ろしいパフォーマンスは、神父達の「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」分泌を増加させて、その結果恐怖の幻覚を神父たちに見せ、彼らを惑わす悪魔の作戦なのではないか? 

手練れたメリン神父が初めて悪魔祓いに参加するカラス神父に対する助言の中で、「悪魔は嘘つきだ、彼の言葉に耳をかしてはいけない!」とアドバイスするシーンがあります。

これなどは悪魔の唯一の攻撃が、恐々とした言動とパフォーマンスで相手を「変性意識」に誘導させて幻覚を見せるという悪魔の攻撃を十二分に知り尽くしているメリン神父の鋭い洞察力から導き出された対処法なのでしょう。

この映画については、様々な解釈があるようです。ある人は「神と悪魔の戦い」であるといい、ある人は「薬害の恐怖を描いた社会派の映画」であるとの感想を持つ方もいるようです。

色々な見方ができる映画ですが、映画のシーンの中の悪魔パズーズが見せる超常現象は、恐怖のパフォーマンスで神父たちを強く集中(催眠状態)させる事によって、彼らの意識が変性意識状態に導かれた結果、神父たちは自らが作り出した恐怖の幻覚を見せられたという切り口はいかが….

悪魔パズーズは、実は人間心理を深く理解している有能な催眠術師でもあったのではないかと……(( ´∀` ))

作品中には「親子の絆の深さ」や「神への信仰の力」や「精神医療の治療に対する葛藤」なども見ごたえがありますのでよければぜひご覧ください。

動画をご覧の際にはパケットが発生しますので、モバイルでの閲覧時にはWi-Fi環境下での視聴をおすすめいたします。


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