カイロプラクティックケアの注意点

整体などの”首ポキ治療”による脳卒中を警告―米学会

整体や骨接ぎ、カイロプラクティックなどで行われている”首ポキ治療”こと「スラスト法」。首の骨(頸椎=けいつい)に急激な回転を加える矯正治療のことだが、そうした施設で受けるだけでなく、自分でも日常的についやってしまう―という人も少なくないのでは? かねてから”体に良くない”といわれていた行為だが、米国心臓協会と米国脳卒中学会は、スラスト法が脳卒中を引き起こす可能性があるとの声明を米医学誌「Stroke」(電子版)に掲載したという文献を見つけたので、参考までに

このようなスラスト法について厚生労働省は「患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要がある」との通達を出している。このようなスラスト法が直接脳卒中を引き起こすことはないとの事のよう

頸動脈解離を介してのスラストによる障害)

① 血管(動脈)には3層の壁があって、血液が流れている最も内側の壁を内膜という。

② 頸動脈解離は、この内膜に何らかの原因で傷ができ、その裂け目から血液が流れ込んで内膜が中間の壁(中膜)から剥がれてしまう状態のこと。

③ スポーツ、むちうち、ストレッチ、突然の動作、激しい咳(せき)・嘔吐(おうと)などによって首に瞬間的に強い負荷がかかることが、”何らかの原因”の12~34%を占めているという。

頸動脈というと首の前側にある太い2本の動脈(総頸動脈)を想像しがちだが、これまでの研究ではスラスト法によって頸動脈解離が発生する場所は、首の骨を走る椎骨動脈が多いと指摘されている。

 スラスト法と脳卒中や頸動脈解離との関連は、これまでもいくつかの論文で指摘されている。

2003年に米医学誌「Neurology」(2003年)に発表された論文では、45歳以下の脳卒中患者は1週間以内にスラスト法を受けていた割合が5倍以上だったと報告。

また、脳卒中だけでなく、骨や関節の損傷を引き起こすことも指摘されている。

しかし声明の責任著者である米ロヨラ大学シカゴ校医学部のJose Biller教授(神経学)は「頸椎の矯正治療と頸動脈解離との因果関係は証明されておらず、そのリスクはおそらく低いという見解もあるようだ。ただし頸動脈解離は重い神経損傷をもたらす可能性がある」とコメントしている。

スラスト法を含む施術を行う人に対し施術前に頸動脈解離に関する情報を患者に伝えるべき」との見解を示している。

 両学会は、スラスト法など首の矯正治療を受けた後、首の後ろや後頭部の痛み、目まい、複視(物が二重に見えること)、歩行が不安定、言語不明瞭、吐き気や嘔吐、目玉が動かしにくいなどの症状を感じた場合は至急、医療機関を受診するよう呼びかけている。

 なお、厚労省は脳卒中との関連には触れていないものの、1991年の通達でスラスト法を「一部の危険な手技の禁止」の対象に認定。

「カイロプラクティック療法の手技にはさまざまなものがあり、中には危険な手技が含まれているが、とりわけ頸椎に対する急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要があること」とし、各都道府県の衛生担当部署に指導するよう求めている。

(Unapalabra)

こうした事ははずいぶん前に発刊されていたカイロプラプラクティックの論文等には警告文とし記載はありました。

この場合の頸部の矯正に限って言えば、悪影響をおこすやり方は回旋の勢いを用いる方法だといえるでしょう、

本来の問題としている脊椎バイオメカニズムの不調をおこす特定の椎間関節のフィックスはある限られた場所に存在し、安全な技術で矯正できる技術を用いて行うことが望ましいが、回旋の勢いを用いて行う方法を教えているアメリカのカイロプラクティックカレッジもあるのも現状。

どのような世界でもそうであるように効果的なものとは、それを行う技術者のさじ加減毒にも薬にもなる」ということを改めて考えさせられます。

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