イサァ(医者)はんぶん、ユタ、半分

病気を治すためには、医者半分、ユタ半分が必要であるという沖縄の格言です。

沖縄の人ならよくご存知だと思いますが、「ユタ」とは民間信仰である一種の霊能力者の方々を示し、祖先のお告げによる障りとしての病気の発生には御願(沖縄ではウグァンといっていわば祈祷のこと)を用いてその治療を行います。

「医者」とは治療家の見立てによる治療法です。

沖縄では古くから病気に対する治療法にはこの2つが必要であると考える傾向もあります(仏壇をお持ちの家では多いのではないかと思います)

病気になるということは、実際に身体機能の異常であると同時に、その病気を作り出した本人の普段からの不養生が原因であることが多い。

ユタの方々の語る「病気は祖先の障りである」というような心霊現象的な解釈について、私は専門外でありますのでコメントできませんが

彼らのいう「病気は祖先の障りである」という考え方というものを好意的に解釈してみると、それは自分の祖先の行いや言動が親を介在して本人に影響してしまい、それが連鎖的に自分の精神性に影響を与えてしまうということを表しているとも考えられるのではないかと…..つまり子供は親の背中を見て育つという事。

人の行動原理は思考をベースであると考えると、自らが病気になる考え方に基づく行動を選び続けた結果病気になるということは十分にありえるのではないかと。

その考え方を育んだのは自分の親であり、その親を育てたのは仏壇におられるであろう祖父であると考え、病気になる考え方を祖父に祈るという事で自らの考え方に立ち返る一連のシステム(?)が 沖縄の御願 の側面にあるのではないかと思います。

まぁ、自分で作り上げた病気の原因を「祖先の障りである」というよくないのは他人のせいというところはこの場合、反省して改めるという事を条件に大目に見てもらうとありがたいですね….

いくら腰痛治療を施して症状が劇的に改善しても、腰痛を作り上げた生活習慣(長時間のあぐら姿勢での悪い習慣を続けるとか→これはある友達の実話です。)を改めるといった考え方(ユタの語る「ちむぐくぅる」→胸の中の考え方と訳せます)がなければ病気は必ず再発してしまいよろしくない。

病気を治すためには、身体的機能異常の専門家に治療してもらい(適切な治療を行い)、その後で再発しないように生活態度を改める(ユタ半分という病気にならないための生活習慣といった考え方を改める)というような解釈でこの沖縄の格言を省みることは大切でしょう。

動画をご覧の際にはパケットが発生しますので、モバイルでの閲覧時にはWi-Fi環境下での視聴をおすすめいたします。

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