ガン治療に一陣の風か?

岡山大学(鹿田キャンパス)が立ち上げたのベンチャー企業、おかやまメディカルイノベーションセンターの遺伝子研究チームが、従来のがん治療にはない独自のがん遺伝子治療を開発したようです。

従来のがん治療は、がん組織の摘出後、必要があれば放射線療法や薬物療法で予後を補うというやり方です。

まず遺伝子の中にはREIC遺伝子というものが存在していますが、この遺伝子は通常の状態では活発に機能するものですが、がん患者においてその遺伝子の活動が停止してしまうという事をこの研究チームが200年に突き止めたようです。

そこで、もしがん細胞の中においてREIC遺伝子を働かせればどのようなことになるのかというアイディアのもとで、その研究が進んでゆきました。

研究チームはまず無毒化したウィルスの異伝子に強制的にREIC遺伝子を埋め込み、ウィルスをトランスポーターとしてがん細胞に埋め込み、がん細胞の反応を確認したところ、がん細胞のアポトーシスが強化されて、その結果がん細胞が著しく減少するということを確認されたようです。

本来なら細胞は決まった分裂回数で死滅するようにプログラムされていますが、がん細胞はそれを無視するかたちで増殖して、身体を蝕んでゆきます。

この研究では細胞のアポトーシスが強まることによって、がん細胞が本来の優良な細胞のように振舞う事を促進するので、従来のがん治療における副作用のリスクを患者自身が背負わなくて済むのが魅力的です。

このREIC遺伝子はその他に、全身の免疫力も向上させるということなどもわかっているようで、これはまさに一石二鳥的!

学術的表現でいうと「選択的細胞死を論理的に実現できる初めてのがん治療における薬剤である」となるのでしょう。

現在、前立腺がん患者での臨床研究が行われているようです。

研究チームは今後、その他のがん患者に対する安全性と有効性を見極める治験と臨床を行う予定のようです。

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