ソーシャルメディア使用時間とうつ病や大量飲酒との関連

思春期のソーシャルメディアの使用は、さまざまな否定的なアウトカムにつながっているが、この関連性については明らかとなっていない。ノルウェー・Norwegian Institute of Public HealthGeir Scott Brunborg氏らは、ソーシャルメディアに費やされた時間の変化が、思春期のうつ病、問題行動、一過性の大量飲酒と関連しているかを、一階差分(first-differencingFD)モデルを用いて検討を行った。Journal of Adolescence7月号の報告。

 ノルウェーの青年763人(男性の割合:45.1%、平均年齢:15.22±1.44歳)を対象に、6ヵ月間隔で2つのアンケートを実施した。ソーシャルメディアに費やされた時間の変化とうつ症状、問題行動、一過性の大量飲酒との関連性は、すべての時系列の要因を効果的にコントロールする統計手法であるFDモデルを用いて推定した。また、スポーツの頻度、教師不在でのレジャーの頻度、友人関係の問題の3つを経時的推定交絡因子として検討を行った。

 主な結果は以下のとおり。

3つの推定交絡因子で調整した後、ソーシャルメディアに費やされた時間の増加は、うつ症状(b0.1395CI0.010.24p0.038)、問題行動(b0.0795CI0.020.10p0.007)、一過性の大量飲酒(b0.1095CI0.060.15p0.001)の増加と関連が認められた。
・しかし、これらの関連に対するエフェクトサイズは、あまり大きくはなかった。

 著者らは「思春期においてソーシャルメディアに費やされた時間が増加すると、うつ症状、問題行動、一過性の大量飲酒の増加と、わずかではあるが関連することが示唆された」としている。

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