ビタミンDサプリメントは高齢者の骨の健康に影響しないのか?

[2018104/HealthDayNews]Copyright 2018 HealthDay. All rights

ビタミンDサプリメントの摂取は骨を丈夫にし、高齢者の骨粗鬆症予防に有効とされていますが英アバディーン大学のAlison Avenell氏らが実施した新たな研究から、サプリメントを摂取しても効果は認められない可能性があることが分かった。

過去の研究を検証した結果その用量にでも、ビタミンDサプリメントが骨折や転倒を予防し、骨密度の増加につながる事はないとのこと。

ビタミンDを豊富に含む食品は少なく、主に紫外線を浴びることによって体内で作られるようだ。

Avenell氏は、ビタミンDサプリメントは多くの人が摂取していて、北米では高齢者の約40%が習慣的に摂取しているÝぷであるとの報告があると述べている。

ビタミンDサプリメントの摂取は、ビタミンD欠乏を原因とする小児くる病やの骨軟化症の予防や、紫外線に当たる機会が少ない介護施設の入所者などのビタミンD欠乏症リスクが高い人に効果的であり、がんや心疾患を予防するとの研究もある

Avenell
氏らは今回、18歳を超える男女を対象に、ビタミンDサプリメント摂取による骨折とか転倒の予防、骨密度増加への有効性を未治療群やプラセボ投与群などと比較検討したランダム化比較試験を基準81件の研究を対象にメタ解析を行った。

研究には計53,537人が参加し、これらの多くはビタミンD単独投与の有効性を検討したものである。

その結果、カルシウムとビタミンD併用による骨折の予防効果は、血中ビタミンD値が極めて低い高齢者を対象とした1件のみで認められたとのこと。

また研究のほとんどは、1日に800IU(国際単位)を超えるビタミンDを摂取している65歳以上の女性を対象としていた。

その結果、ビタミンDサプリメント摂取による全ての骨折、特に大腿骨骨折や転倒の予防効果と骨密度の増加は認められなかったようである。またビタミンDサプリメントの摂取量が高用量と低用量でこれらの効果に差はないことも判明した。

 強い骨を維持するには

  1. 適度なエクササイズの実行

  2. 過度な喫煙をしない

  3. 痩せすぎない

  4. 骨粗鬆症治療薬を使用する

などの方法がある

Avenell氏は、今回の研究から「骨の健康を保つためにビタミンDサプリメントの摂取を推奨するガイドラインを改定する必要がある」と指摘してる。

その他の専門家の米レノックス・ヒル病院のMinisha Sood氏はこの結果について「医師は、ビタミンDサプリメントの摂取は、健康な骨を維持する役割を担っていない可能性があることを認識すべきである」と述べる一方で

「ビタミンDサプリメントの摂取には、丈夫な骨を保つこと以外にも可能性がある」とも指摘するしている。

またこれまでの研究でビタミンDをカルシウムと同時に摂取すると一部のがんを予防できるほかに、加齢による記憶力の低下も防止できる可能性もあるかもしれないとも述べている。

「血中ビタミンD値が低い人では、依然としてビタミンD補充は欠かせないというのは大切な事です」と示唆して結びとした。

(要約)

ビタミンDは骨形成に必要なミネラルであるが、そのミネラル摂取のみでは骨組織の弱体化は防ぐことはできないとの研究報告です。

日光、適度な運動、適切なミネラル摂取という事が骨を丈夫にするのだという再認識を促してくれる研究報告になりますね。

(骨弱体化の主な原因)

  1. 腸管でのカルシウム吸収率の低下(高齢者などに多い)

  2. 女性ホルモンの減少による骨組織の形成低下

  3. 過度のダイエットによるカルシウム減少

  4. 運動不足喫煙過度の飲酒による骨芽細胞の機能低下

  5. 糖尿病によるインシュリン分泌の低下による骨芽細胞減少

またビタミンDは活性型ビタミンDとして、以下のように血中のカルシウム濃度を高める作用があるようです。

  1. 腸からカルシウムの吸収を高める。

  2. 腎臓の働きにより、カルシウムの血中から尿への移動を抑制する。

  3. 骨から血中へカルシウムの放出を高める(多すぎると骨粗しょう症のリスクが高くなる)

コレステロールから人体内で合成できるが、消化管からのビタミンDの吸収が低下すと容易にビタミンD欠乏症になることから外から、外部から摂取するビタミンDは不可欠であるとのことのようです。

カイロケア

  1. 腸管神経にかかわる上部腰椎の自律神経活動機能の変調を起こす椎骨のミスアライメントの矯正

  2. 腎機能の自律神経機能変調をおこす下部胸椎の矯正

  3. 女性ホルモンの変調を起こす上部腰椎うや骨盤などの自律神経機能に変調をおこすミスアライメントへの矯正

  4. その他

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