マグネシウムについて

マグネシウムは生体活動の基礎ミネラルとして大きく影響するものです。体内では約600種類以上の酵素反応に関係しているために、仮に体内にとって有益な良質なたんぱく質を摂取したとしてもマグネシウム不足であれば酵素反応が起きなくなって体内エネルギー生成や貯蔵などが減少します。

身体部位で考えるとマグネシウムは、脳、心臓、筋肉などの活動に大きく関与するために、マグネシウム不足によって片頭痛や心筋活動の異常や筋肉痛なども助長しかねません。

ミネラルの身体吸収率を考えると、ミネラルの多い海藻類や豆類などの水に溶けやすい親和性のあるものから摂取する事でその吸収量を増加させるミネラルとなっています。

マグネシウムが海藻類に多い理由としては海藻類に含まれる葉緑素(クロロフィル)の分子構造がポルフェリン環に囲まれた真ん中にマグネシウムが含まれる構造となっているからです。

マグネシウムサプリメントを考察してみましょう。

先ずマグネシウムサプリメントというもの多くはそのミネラルが高濃度であるという特徴があると思われます。

我々の身体機能においてマグネシウム吸収を考えてみますと、低濃度で水溶性である状態が一番多くのマグネシウムを吸収することができるという特徴があります。

市販されている多くのマグネシウムサプリメントのような高濃度で、なおかつ欧米人の身体機能をベースに作られたマグネシウムサプリメントであると(欧米人は日本人と比べてより多くの胃酸分泌があると考えられる)マグネシウム吸収率の良し悪しという観点から考えるとマグネシウムサプリメントは注意して摂取する事がよいように思われます。

マグネシウムサプリメントの種類は大きく分けて以下の2通りになります。

無機塩(溶解性の特徴を利用した吸収経路を持つ)

塩化マグネシウム

酸化マグネシウム

リン酸マグネシウム

炭酸マグネシウム

重炭酸マグネシウム

有機塩(アミノ酸でキレート化されたタンパク質経路での吸収ルートを持つもの)

タウリン酸マグネシウム

グリシン酸マグネシウム

リシン酸マグネシウム

アジピン酸マグネシウム

オロチン酸マグネシウム

リンゴ酸マグネシウム

アスパラギン酸マグネシウム

グルタミン酸マグネシウム

(酸化マグネシウム)

マグネシウム吸収率4%と著しくミネラル吸収率が悪いために残り92%は腸内に残留し、水分を引き寄せるようになるために下剤としては有効に働きますが、マグネシウムを有効に摂取しようとするものとしては一番推奨できないマグネシウムとなります。その他に「水酸化マグネシウム」や「クエン酸マグネシウム」や「硫酸マグネシウム」も同様の働きがあるようです。

もともとアミノ酸自体は身体に吸収されやすい特徴があります。よってアミノ酸でキレートされた有機塩に分類されるマグネシウム群はより有効にマグネシウムを吸収するのには向いているといえるようです。

ただし一部、「アスパラギン酸マグネシウム」や「グルタミン酸マグネシウム」は脳神経を異常に興奮させやすい神経毒性を持つようです。

このような有機塩によるマグネシウム摂取は、吸収率がよいという恩恵は受けますが神経系への悪影響を考えてますとより注意が必要であると考えられます。

「タウリン酸マグネシウム」や「グリシン酸マグネシウム」にも神経毒性的な報告はあるようですが、短期で少量なら良いかもという研究などもあるようです。

有機塩のマグネシウムで比較的大丈夫なものとしては「リンゴ酸マグネシウム」や「オロチン酸マグネシウム」などのようです。

一番おすすめなマグネシウムとしては無機塩系の「塩化マグネシウム」のようです。

ただしどんな良質なマグネシウムを摂取しても体質的にお腹が下るといったような副作用が起きる方は必ずいるようです。

この対処法としてはマグネシウムスプレーやマグネシウムオイルといったような「経皮吸収」からの摂取などがあるようです。

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