兵糧攻めは知的な攻撃法

ガンの発生しやすい水槽にサメを10年間飼育しても、その体にはがん細胞は一切見られることがないという実験結果があります。 その肝臓を調べて見たところ、「スクワレミン」という酵素が見つかり、この作用でがん細胞が死滅するということがわかったようです。

これは巷の健康食品でよく見かける「スクワラン」。このサメの体のがん細胞に対する対処方法がとてもユニークなので紹介します。 通常の抗がん剤はがん細胞は死滅させるが、そのがん細胞の周りにある正常細胞も同時に殺してしまうといういわば細胞の「毒薬」であるために、その副作用に大きな問題があるとのこと .

がん細胞は自らを成長させるために、健全な血管からバイパスを作るように働きかけて健全な血管から送られる栄養素を取り込みます。人間の体にある血管はなかなか賢くて、「血管を作れ!」という命令をホルモン分泌による命令を受けると、そこにショートカットした血管の道を作り出すよう働きます。

これをがん細胞はうまく利用して、「血管増殖因子」と呼ばれている物質を近くにある大きな血管に放出します。これによって栄養のパイプラインができるわけです。

そこで登場した「スクワレミン」! これががん細胞から分泌される血管増殖因子に反応しないような血管にしてしまうわけで、結果的にがん細胞は自分を成長させる栄養を取り込めなくなるために、栄養飢餓のために死滅してしまいます。

兵糧攻めという戦略でがん細胞に打ち勝つこの自然が獲得した免疫システムには脱帽です。

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