女子短大生における睡眠の質とスマートフォン依存

女子短大生における睡眠の質とスマートフォン依存

スマートフォンの使用は一般的となり、青少年の睡眠の質に影響を及ぼしている。思春期の女性では、睡眠の質に関連する問題が増大する傾向にある。台湾・Changhua Christian Children HospitalPo-Yu Wang氏らは、これまで研究されていなかった、女子短大生における睡眠の質とスマートフォン依存および健康関連行動との関連を調査し、睡眠の質に影響を及ぼす予測因子を特定するため検討を行った。PLOS ONE201943日号の報告。

 本横断的研究では、台湾南部の短大生409例を対象に、構造化されたアンケートを用いて、データ収集を行った。アンケートは、基本的な人口統計データ、ピッツバーグ睡眠質問票、スマートフォン依存の評価、健康増進ライフスタイルプロフィール(HPLP)で構成した。睡眠の質とスマートフォン依存またはHPLPとの関連性は、ロジスティック回帰分析を用いて調査した。

 主な結果は以下のとおり。

・睡眠の質は、スマートフォン依存度、HPLPの総スコア、HPLP4つのサブスコア(栄養行動、自己実現、対人支援、ストレス管理行動)と有意な関連が認められた。
・スマートフォン依存度が低いほど、睡眠の質は良好であった。
・さらに、スマートフォン依存度とHPLP総スコアは、睡眠の質の重要な予測因子であった。

 著者らは「スマートフォン依存は、女子短大生の睡眠の質に影響を及ぼしている。健康関連行動(栄養行動、自己実現、対人支援、ストレス管理行動)の改善で、睡眠の質の改善も促進できる」としている。

今では当たり前のスマートフォンですが、その利便性は私たちの生活を大きく左右するツールであることは疑いの余地がありません。

しかしスマートフォンの健康的な影響を考えてみますと電磁波の影響もしかり、その画面から発生すブルーライトによる脳内の松果体への影響によるセロトニン、メラトニンという我々の睡眠に大きく作用するホルモンの分泌に影響してしまうという研究は現在多岐にわたって明らかにされているようです。

便利な道具は便利であるという恩恵によるプラスがある分、必ずマイナスの影響も存在します。

例えば車は手軽に移動できるとても便利な道具ではありますが、運転に来お付けないと人身事故などを起こす可能性を秘めているものです。

投資の世界でよく言われているように、リスクとリターンはコインの裏と表のように必ず同じく存在するという事なのでしょう。

便利な道具であるスマートフォンの健康への悪影響というリスクは、スマートフォンの利便性を得るための通過点だと考えて、そのリスクが影響しないようにそれを用いる個々人がそれらを含めて管理するという事が重要なのかもしれません。

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