心房細動リスクが低いコーヒー摂取量~医師1万9千人の調査

 発作性心房細動患者ではコーヒー摂取が心房細動のトリガーとしてしばしば報告されているが、コーヒー摂取と心房細動リスクの関連を検討した前向き研究の結果は一貫していない。今回、米国・ブリガム&ウィメンズ病院のVijaykumar Bodar氏らが男性医師で調査したところ、113杯のコーヒー摂取で心房細動リスクが低いことが示唆された。Journal of the American Heart Association201986日号に掲載。

 本研究は、Physicians’ Health Study18,960人)に参加した男性医師における前向き調査。コーヒー摂取量は自己申告による食事摂取頻度調査票により評価した。心房細動発症率は年次調査票により評価し、副次サンプルの診療記録により検証した。Cox比例ハザードモデルを用いて心房細動のハザード比と95%信頼区間(CI)を計算した。

 主な結果は以下のとおり。

・平均年齢は66.1歳で、平均追跡期間9年の間に新たに2,098人に心房細動が発症した。
・年齢・喫煙・飲酒・運動を調整した心房細動のハザード比(95CI)は、コーヒー摂取がまれ/なしを基準として、1/週以下が0.850.711.02)、24/週が1.070.881.30)、56/週が0.930.741.17)、1/日が0.850.740.98)、23/日が0.860.760.97)、4/日以上が0.960.801.14)であった(p for nonlinear trend0.01)。
2次解析において、カフェイン摂取量の標準偏差(149mg)変化当たりの心房細動の多変量調整ハザード比(95CI)は0.970.921.02)であった。

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