黄金の幸せ来たれ 2


黄金言葉 うちなーんちゅが伝えることわざ200編

(健康逸話2)

「あらむんじょーぐーや どぅーがんじゅーさん」(粗もの上戸は体が頑丈)

沖縄の人ならご存知だと思いますが、あらむんは粗食品のことで、じょーぐーとは「~ずき」という意味。

粗末なものでもおいしく食べる人は体が丈夫になり健康であるという内容です。

「生物と無生物の間」の著者で最近分子生物界で脚光を浴びている福岡伸一先生の本にもあるように、食べ物自体が、体の細胞一つ一つを構成しているという「動的平衡」の考え方にリンクします。

(福岡 伸一(1959年)は、日本の生物学者。青山学院大学教授。専攻は分子生物学。農学博士(京都大学、1987年)。東京都出身。)

食べ物の構成物とは皆様ご承知のとおり、五大栄養素(タンパク、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル等)が含まれています。

当たり前のことですが、食べ物の栄養素は人の体の中に取り込まれた分だけしか体内で利用できません。

食べ物が人間の体に入るとまず消化(胃腸)から吸収(小腸)というプロセスを経て各組織に行き渡ります。これなどは自宅をリフォームするために、まず材料を搬入した後に組み立てるという段取りと同じです。

あらむん(粗食)とは大雑把な調理法や特別ではない食材を用いるので、まず人間の体の消化の部分が一生懸命活動するようになります。「火事場のくそ力」のような潜在的な働きに似た自律神経活動。

消化とは、食べ物の分子同士のつながりを断ち切り、小腸で吸収されやすい形にするプロセスをいいます。吸収をつかさどる小腸はある一定の分子レベルにならないと吸収できないという代物であるので、消化がうまくいかなければ、どんなに良い栄養素も体外に排泄されてしまいます。

逆をいうと、しっかりと消化された栄養素は体を構成する良質の材料として体の中に取り込まれるということです。

ということは「あらむんじょーぐーになりなさい」という教えをひも解くと、粗食によって胃の活動を最大限に発揮せざろうえない環境に追いこみ、結果的に栄養の消化吸収率を向上させようとする意味なのかもしれません。

好き嫌いせずに何でも食べることを推奨した格言です。(しかし胃の活動が弱い体質の方はご注意。)

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