病気と健康維持

医師は病気のことはよくわかるが、健康維持の事については専門外であると思います。これはしごく当たり前のことで、病院には病気の人が来て健康な人は来ないからです。

医師は病気に人が集まる病院にいるのが普通で健康な人のところにはいかないというのは当たり前の事ですが、これによって医師は病気や病人には詳しくなるが、健康維持や健康な人にはあかるくないことになってしまいます。

つまり謙譲維持とは基本的に医療の範囲ではなく、謙譲維持を逸脱した病気が医療の範囲であると考えられます。

病気を治すという事と健康を維持することは異なると思います。

皮膚がんの例に上げてみますと、皮膚がんの治療は医療の範疇でありますが、日光浴において健康な人が1日何時間日光に当たったら皮膚がんになるのかという事は医療の範疇ではないと考えているようです。

つまり健康な人が皮膚がんにならないためにはどうするのかということは医療ではなく、皮膚がんをどのようにして治すかという事が医療という事です。

人の個性と医療機関が設定する健全な基準値とはリンクしないことは多いと思います。人の身長の平均は170㎝だからといって140㎝の身長の人は平均値から逸脱しているのでダメかといえばそうではなくこれは個性なので何の問題もないことです。

身長が低い人の血圧は低くても脳などに血がいきわたるとは思いますが、身長が高い人だと高い血圧じゃないと脳などに血がいき渡らないこともあると思います。

脳の中には多くのコレステロールが存在しますが、脳の新陳代謝を必要とされる仕事の人と、肉体労働のような脳の新陳代謝ではなく骨格筋代謝が必要な人の必要なコレステロール値は異なるのではないかとも考えられます。

このように考えると平均の数値が健康であるという現代の健康医療の考え方とは最初から未発達で不足が多いと考えられます。

                   武田邦彦先生のお話

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