磁石と軟骨再生

 2015年の記事より

磁石で集め治療 広島大で欠損軟骨修復手術 

細胞の中に鉄粉を取り込ませた「間葉系幹細胞」を膝の関節に注入し、体外から磁石を当てて患部に集め、欠損した膝の軟骨を修復する手術を広島大病院が実施した。

従来は患部を大きく切開する手術が必要だったが、内視鏡での手術が可能で体への負担が少ないのが特長という。

スポーツなどによる若者の軟骨損傷が主な対象。臨床研究として今回の患者を含め計5人に行い、長期的な安全性を確かめられれば有用な治療法になると期待される。

実施したのは広島大の越智光夫教授(整形外科学)のチーム。患者は広島県内の女子高生(18)で、テニスを続けるうちに右膝の軟骨が欠損した。

治療では、さまざまな組織になる間葉系幹細胞を本人の骨髄から採取して培養し、磁気共鳴画像装置(MRI)用の造影剤として使われる鉄粉をまぜて幹細胞の内部に鉄粉を取り込ませた。

この幹細胞を右膝の関節に注射し、体外から約10分間当てた強力な磁石の力で軟骨の欠損部に集めた。鉄粉は2週間ほどで体外に排出されるという。

チームは術後半年~1年で軟骨が修復されるとみている。約2年間、安全性などを検証する。

軟骨は骨に加わる衝撃を吸収する働きがあり、損傷すると痛みが出る。軟骨の修復力は弱く、いったん損傷すると元の状態に戻りにくい。

越智教授は「人工関節ではなく、自分の組織で歩きたいという人は多い。まずは安全性を確保し治療の普及を目指したい」と話した。

前にこのような記事を見たのですが、この研究は現在どのようになっているのでしょうか?

着眼点は非常に興味深いケアだと思われます。

体内で軟骨形成を行うまでには体内でかなり多くの工程が必要とされるし、現在ではコラーゲンを摂取したからといってそれが骨関節面を覆う軟骨細胞に変化するという事はないという研究も進んでいますので

この磁気ケアによって軟骨細胞形成が助長されるのであれば、非侵害的な方法になることですし、骨軟骨障害による患者さんにも朗報になるのではないかと。

個人的にもう少しこのケアについて調べてみたいと思います。

(補足)以下のような軟骨再生技術もあるようですね

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