電子タバコをやめたい

 電子タバコを使用している米国成人の3人中2人は、「電子タバコをやめたい」と考えていることが、米ラトガース大学心理学科のRachel Rosen氏らの調査で明らかになった。4人中1人以上は過去1年間に電子タバコをやめようと試みていたことも分かったという。調査結果の詳細は「Nicotine & Tobacco Research423日オンライン版に掲載された。

 米国では、約1000万人の成人が電子タバコを使用している。Rosen氏らは今回、米国成人の代表的な標本データを用いて、電子タバコを使用している成人1,771人を対象にその使用実態を調査した。参加者のほとんどは1834歳と若く、約57%は男性で、約82%は白人であった。また、電子タバコ使用者の半数以上は従来の紙巻タバコも吸っており、多くは禁煙目的で電子タバコを使用していた。

 その結果、参加者の約62%が「電子タバコの使用をやめたい」と考えていることが分かった。約16%は「1カ月以内にやめる予定」と回答していた。一方、25%以上は過去1年間に電子タバコをやめようと試みたことがあると報告していた。このうち電子タバコを一気にやめようとしていた人の約25%は家族や友人の支援を、約11%は専門家によるカウンセリングなどを必要としていた。

 Rosen氏は「電子タバコをやめようとした人のうち、米食品医薬品局(FDA)が承認するニコチン代替療法や禁煙補助薬のほか、専門家によるカウンセリングやソーシャルサポートなど従来のタバコと同じ禁煙法を試している人が多かった」と述べている。

 研究論文の共著者である米ロバート・ウッド・ジョンソン医学大学院のMarc Steinberg氏は「電子タバコに関する議論のほとんどは、従来のタバコと比べた有害性や禁煙手段としての有効性、最近では10歳代の若者における使用の急増といった点に焦点が当てられてきた」と指摘する。同氏は「これらの問題に加えて、今回の調査結果から、使用者は電子タバコをずっと使い続けたいとは考えていないことが示唆された。喫煙者が禁煙したいと思うのと同じように、電子タバコの使用者も最終的にはやめたいと思うようだ」と説明している。

 一方、電子タバコの有害性について、Rosen氏は「電子タバコは、可燃性のタバコに比べれば有害性は低い可能性があるが、従来のタバコと同様に依存性があり、液体を加熱して発生させたエアロゾルにも有害物質は含まれていることに注意が必要だ」と付け加えている。

 電子タバコの利用者は現在も増え続けており、やめたいと思う人も増加するものと考えられる。そのため、Rosen氏は「今後、電子タバコをやめられない人たちを支援する体制を整備しておくことが重要になるだろう」と結論づけている。

SSRIのようなうつ症状の薬ができた当時には、その薬は「魔法の弾丸」という異名を持つぐらいに画期的な薬であるといわれてきましたが、処方による副作用の深刻さが処方から5~10年後の追跡調査研究から明らかにされたという事実もありますし

もしかしたら電子タバコの害もその医学データの蓄積によって明らかにされてくるのかもしれません。

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