腸内細菌はどこまでも~

肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を引き起こす大きな環境要因に食べ過ぎや運動不足が挙げられる。3つ目の環境要因として、膨大な腸内細菌の集まりである腸内細菌叢(そう)が関係していることが、ゲノム(全遺伝情報)解析が進んだことで明らかになってきた。専門家は健全な腸内細菌叢を保つには欧米型の食事ではなく、伝統的な和食が良いと推奨している。(山本雅人)

 ◆米研究論文に注目

 「腸内細菌叢は肥満研究の最も大きな注目分野の一つ」と語るのは、日本肥満学会理事長で国立国際医療研究センター総長の春日雅人氏だ。糖尿病研究の権威である春日氏は昨年9月、米科学誌『サイエンス』に掲載された米ワシントン大のグループの研究論文に着目した。

 同論文によると、片方が肥満、もう片方が痩せ形の双子4組を選び出し、腸内細菌が大量に含まれるそれぞれの便を無菌のマウスの腸内に移植。すると、太った人の便を移植したマウスは太り、痩せ形の人の便を移植したマウスは太らなかったという。同論文から春日氏は「細菌叢の差違は肥満の結果もたらされたのではなく、肥満を引き起こす原因だったことが示された」と強調する。

 ◆ゲノム解析で加速

 ヒトゲノムの全配列は2003(平成15)年に解読が宣言された。腸内細菌叢の研究はゲノム解析の恩恵を受け、細菌の遺伝子配列の解析速度が飛躍的に上がり、菌の種類や量が分かるようになった。腸内細菌叢と肥満の関係は米国が先行しているが、日本では免疫疾患などの関係について、理化学研究所統合生命医科学研究センターの本田賢也・消化管恒常性研究チームリーダーによる研究が知られている。

 「腸内には約1千種、総重量で1キロの細菌が存在し、共生している。それらの共生関係が崩れると、肥満・メタボといった代謝性疾患やアレルギーなどの免疫疾患につながる」と本田氏は解説する。

 共生関係を崩すものとしてはまず、脂肪が多くカロリーの高い欧米型の食事が挙げられる。本田氏によると、高脂肪食を1週間続けただけで細菌叢の構成が変化したという複数のデータがあり、肥満の原因となる細菌は「食事で摂取した糖類などの分解を促進し、体内により吸収しやすい形にする働きがある。そういう菌が高脂肪食を好み、それを餌に増えるのではないか」。

 次に、食物繊維の少ない食事や、同じメニューを繰り返し食べることも共生関係を崩す。いずれのケースも「バクテロイデスとファーミキューテスという腸内細菌のグループの細菌量が変化して崩れる」ことが判明している。現時点で最大の予防方法は食事にあるという。

 本田氏は「健全な腸内細菌叢を保つためには、野菜を含め、さまざまな食材を少しずつ摂取できる伝統的な和食が適している」と話している。

 ■数十の菌を合わせた飲み薬開発に期待

 腸内細菌というと、ヨーグルトの整腸作用が思い浮かぶ。

 本田氏は「良い作用があるのは確かだ」と前置きしたうえで、「腸内細菌叢全体というレベルから見ると、ヨーグルトを食べただけで大きな影響を与えられるほどでない」とみる。ビフィズス菌などは腸内細菌の中ではマイナーな部類であることや、摂取しても体内にとどまりにくいからだ。

 本田氏は現在、細菌叢の中から優れた菌の組み合わせについて研究を進めており、将来は「数十の菌を合わせた飲み薬が開発される時代が来る」と期待をにじませた。

ここ最近の研究で明らかにされつつある、腸内細菌の新たなる働きが、メタボ防止にも一役かうかもしれないという事には驚きです。

建築物(橋、道路、ダム、港など)が良好に存続していくために重要な事は、先ずはそれらを支える基礎工事であるように、人間の健康維持を担う基礎とは、案外体の内側で密やかに行われている、自律的生命維持のためのバランスのとれた生化学反応の連続であるともいえるのではないだろうか。

思考は現実に…

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」

これはマザーテレサの言葉である。

普段頭で考えている事は言葉として発信されて行動を起こす。そしてその行為は習慣になり、習慣を続けることでそれが人格を作り出す。その人格で人と関わりを持つので、そのような人生をおくる事になる。

さすが偉人ならではの深い洞察力に感嘆させられる格言です。

普段考えていることが言葉を形成し、その言葉に沿った行動を起こすということは、普段考えている不健康につながる認識から、健全でないことを決断し、それに基づいて起こす行動によって病気が起きるという因果関係との共通点を感じます。

思考に気をつけなさい… まさに根の状態がよい実を造り上げるというところでしょうか。

留まりすぎるとしっぺ返しを喰らいます。

食事をするという事は、単に車のガソリン補給のような、その栄養素がすぐに体でカロリーとして燃えるということだけでなく、体を構成する細胞一つ一つがその栄養素と入れ替わるという福岡伸一先生の「分子生物学的動的平衡論」の中核を示すものはやはり、常に流動的に入れ替わるという「流れ」があることの重要性を示唆しています。

車のエンジンなども、その機能の中にラジエーターの冷却機能の循環性がないと、エンジン内の爆発力によるエネルギーを効率よく維持することができません。

それと同じように、地球の気温も海の深層海流の世界的大循環(海のベルトコンベアーと言われています)の流れによって、平均気温16度という生命活動にとって都合のいい気温に保たれています。

全てはこのような循環の「流れ」の存在なしに正常に機能しないようになっているようです

今年になって大型台風がやたら頻発しているよううです。このような台風の発生には赤道付近の海水温上昇が関係しているのですが、海水温上昇の原因のひとつに「海のベルトコンベアー」の停滞があるのでは?

この流れに悪影響を起こすものとして、海の塩分濃度の低下は大きく影響します。

にアイスランドで大噴火が起こり大量の真水が海水に流れ出てた事は記憶に新しいと思います。

もしこの2010年の影響が深層海流の流れを停滞に向かわせたとしたら、結果的に「極地の塩分濃度の低下」→「極地の深層海流の沈み込みの停滞」→「深層海流の停滞」→「赤道付近の海水温上昇」→「通常より大きい熱帯低気圧の発生」→「大型台風」になるのでは?

このような健全な生命活動も地球の営みも「循環」という流れが重要であるというという共通点は、なんだか興味深いものがあります。

兵糧攻めは知的な攻撃法

ガンの発生しやすい水槽にサメを10年間飼育しても、その体にはがん細胞は一切見られることがないという実験結果があります。 その肝臓を調べて見たところ、「スクワレミン」という酵素が見つかり、この作用でがん細胞が死滅するということがわかったようです。

これは巷の健康食品でよく見かける「スクワラン」。このサメの体のがん細胞に対する対処方法がとてもユニークなので紹介します。 通常の抗がん剤はがん細胞は死滅させるが、そのがん細胞の周りにある正常細胞も同時に殺してしまうといういわば細胞の「毒薬」であるために、その副作用に大きな問題があるとのこと .

がん細胞は自らを成長させるために、健全な血管からバイパスを作るように働きかけて健全な血管から送られる栄養素を取り込みます。人間の体にある血管はなかなか賢くて、「血管を作れ!」という命令をホルモン分泌による命令を受けると、そこにショートカットした血管の道を作り出すよう働きます。

これをがん細胞はうまく利用して、「血管増殖因子」と呼ばれている物質を近くにある大きな血管に放出します。これによって栄養のパイプラインができるわけです。

そこで登場した「スクワレミン」! これががん細胞から分泌される血管増殖因子に反応しないような血管にしてしまうわけで、結果的にがん細胞は自分を成長させる栄養を取り込めなくなるために、栄養飢餓のために死滅してしまいます。

兵糧攻めという戦略でがん細胞に打ち勝つこの自然が獲得した免疫システムには脱帽です。

「液体のり」が、白血病治療の救世主になるかも…って、どういうこと?

安藤健二液体のりの「アラビックヤマト」

「白血病治療の救世主になるかもしれない」と、生活に身近なある商品が話題になっている。

それが、「アラビックヤマト」などの商品名で知られる「液体のり」だ。

白血球や赤血球や血小板などの血液内の成分に変化する「造血幹細胞」を培養するには、これまで血清成分などが使われていたが、高価だった。

しかし、東京大学と米国のスタンフォード大学などの研究チームが、「液体のり」の主成分である合成樹脂ポリビニルアルコール(PVA)を使って、安い価格で大量に造血幹細胞を増殖させることに成功した。530日、イギリスの科学誌「ネイチャー」に研究結果が掲載された。

朝日新聞デジタルによると、研究チームの東京大学の山崎聡特任准教授は、コンビニの液体のりでも培養できることを確認したという。日本医療開発機構のプレスリリースには「ヒト造血幹細胞にも応用可能であると期待」されると書かれている。

  「血清は高価で、感染の危険性があるため臨床応用のハードルが高くなっていた」

しかし、具体的にどんな医療に役に立つ可能性があるのか。

朝日新聞デジタルでは、大量培養できれば、臍帯血移植に使う造血幹細胞の不足が解消できたり、骨髄移植のためのドナーの負担を軽くできたりする可能性があると指摘した。

血液内科専門医の中村幸嗣さんも、液体のりの成分を使うことによって「白血病の移植治療のハードルがかなり下がることが期待されます」とハフポスト日本版に語った。

具体的なやり取りは、以下の通り。

―――血液内科の世界では、液体のりの主成分である「ポリビニルアルコール(PVA)」という素材は、これまでも一般的に使われていたのでしょうか?

全くないと思います。もちろん似たようなもので言えば、傷をくっつけるボンドのようなものは今、外傷の世界では使われていますが、血液内科の臨床の世界ではありません。また培養細胞の世界ではiPS細胞などで使われ始めていたようです。

―――PVAで、造血幹細胞の大量培養に成功したという発表を見て、どう感じましたか?

まず、無血清で行えたこと、これが一番感動しました。どうしても血清は高価で、感染の危険性があるため臨床応用のハードルが高くなっていた歴史があるからです。

そして増幅効率がいいことで、今後数が少ないことでできなかった幹細胞を介したさまざまな治療が可能になると思いました。

―――さまざまな治療とは、どのような治療が考えられますか?

数が増えることで、幹細胞への遺伝子導入が容易になり、幹細胞に遺伝子異常がある病気に対し、他人のものではなく、自分の幹細胞に足りない遺伝子を補充することで治癒に向かわせることができます。

造血機能や血球機能が低下する遺伝性疾患も造血幹細胞移植の対象ですが、移植の副作用が減る可能性があります。

具体的には、PVAを使うことで白血病の移植治療のハードルがかなり下がることが期待できます。

―――どのような理由で白血病の移植治療のハードルが下がるのでしょうか?

骨髄移植する患者さんに、どうしてもヒト白血球型抗原(HLA)が一致したバンクドナーがいない時があり、そのため臍帯血(さいたいけつ)での移植で代替えされることがあるのですが、大人は臍帯血の幹細胞量が足りないことで移植ができないことがあることが前から問題とされています。

もしPVAによる増幅が効率よくヒトでもできるのなら、この幹細胞がないことでの移植不可、移植の失敗がなくなると思います。

あと幹細胞とは違いますが、培養においてPVAが人血液細胞培養において安定したものとなれば、CAR-T細胞療法(難治性のがんに対する治療法)のコストも下がることも考えられます

中身は見た目に現れる。

ドイツの精神医学博士、エルンスト・クレッチマー(18881964年)によって「気質分類」という心理学研究が行われました。

「気質分類」、これは人の性格を体格上から分類していこうという研究です。 簡単にいうとその人の体格から、その人の性格の傾向を把握しようという研究です。

人の体格は、骨の太さや筋肉の質(白筋と赤筋の割合など)などはおおよそ先天的に親からもらう遺伝子の傾向によって決定付けられています。

このような先天的な体格の傾向に加えて、普段の生活習という後天的な要因を含めた結果が現在の体格をあらわしているのです。

先進国では肥満という成人病が蔓延しています ひとの人類史から考えると飽食の時代より飢餓の時代は、はるかに長いとされています。

このような厳しい環境下で生存するために、人類の遺伝子は脂肪細胞を体内へため込むこという戦略をとるようになりました。

人類を過酷な環境から生存させていた能力が、この飽食の環境下では、逆に人間の健康に牙を向いてしまっているというジレンマを起こしているわけですね。

人間は、遺伝子的に生まれ持った体型にプラスされた脂肪細胞で現在の体型が確保されています。 脂肪細胞の存在は、筋肉活動の活発なところでは燃焼され、活動の不活発な場所では蓄積されます

。つまりその人が普段から収縮、伸展を繰り返している筋肉の部分では脂肪は蓄積されにくいということです。 これを逆に考えると、普段使わない筋肉の部分の場所には脂肪細胞が蓄積するという事です。

つまり、その人の体格が「おなかでっぷり体型」で手足が筋肉隆々あれば、普段の生活で腹筋を用いずに手足の筋肉を活発に用いていると考えられます。

そういえば、陸上競技におけるマラソン選手と短距離走の選手では明らかに体型が異なります。これなどは普段のトレーニングにおいて、どこの筋肉をどのように用いているかを明確にあらわしている結果です

先進国ではモータリゼーションの発展のためにどうしても歩行時間が少なくなるので、僕を含めて「おなかでっぷり体型」になりやすいという現状は否めません。

エルンスト・クレッチマー博士は「分裂気質」「粘着気質」「躁鬱気質」という分類でその人の性格傾向を分類しました。(詳しくは彼の著書「新敏感関係妄想」「ヒステリーの心理学」「体格と性格」「医学的心理学」「精神医学論集」「天才の心理学」などを御参考ください)

性格傾向の分類はともかく、自分の体型をまめにチェックするという事は、自分が普段どのように筋肉を使っているかを現実的にフィードバックする簡単な方法だと思います。最近、体力が落ちたのではないかという懸念のある方などは、このようなセルフチェックはいかがでしょう。

アルツハイマー型認知症の薬はうたかたの夢?とある手記より。

私たちの世代はアルツハイマー型認知症の薬の恩恵にはあずかれない。いつかは実現するかもしれないし、そう願うが、現実を見つめよう。

 本論文は、アルツハイマー型認知症について広く信じられているアミロイド仮説に基づくものだ。つまりアミロイドをつくる酵素(BACE)を阻害する物質が、治療薬となるのではという考え方であった。しかし、本欄でも過去に紹介したように、すでに認知症になっている人に対して行われた研究では効果は見られなかった

 すでに認知症になってからでは遅いのだ、発症する前(症状はないがアミロイドは増えている段階)ではきっと効果があるはずだ、というのが今回の論文の考え方である。しかし、結果はまったく効果がないというものであった。

 これまでの連載を見返してみたところ、ダメでした、ばかり書いてきたようだ。セロトニン受容体拮抗薬アミロイド抗体、タウ凝集阻害剤が敗北してきた。最近もエーザイによる期待の新薬が失敗であったことが報じられたばかりである

 とはいえ、実はここまでは専門家には常識であろう。ではここからどう考えるのか?

 1つはサイエンスとしての認知症学である。アルツハイマー型認知症では、事実としてアミロイドがたまっている。また死後脳の研究や、アミロイドイメージングの研究では症状の進行と、アミロイドの広がり(Braakステージ)が関連している。であれば、アルツハイマー型認知症の病理とアミロイドが関連していると考えるのが自然である(アミロイド仮説)。そして創薬は目と鼻の先だと誰もが思った。しかしアミロイドに介入することが、効果を上げない。専門家が密かに持っていた恐ろしい疑念―アミロイドは原因ではなく結果ではないか―があらわになりつつある。

 今や悲観論が基調であるが、精神科医としてはバランス思考を心掛けたいものである。巨大製薬企業が文字通り命(社運)を懸けて行った根本治療薬の創薬は、まったく利益を生まない純粋な社会貢献となり、確実に私たちを次のステージへと導いたと考えよう。私たちは無理だが未来の世代が恩恵にあずかれるように、創薬に携わる人々を支援したいものだ。

 もう1つは人文の学としての認知症学である。長寿の実現により高齢期は伸長し、認知症とともに生きることが普通になった。もしも90歳で認知機能がゆっくり低下していくことが病気であり不幸ならば、私たちは長生きしてみんな不幸になるわけだ(そんな世界は正しくないよね?)。そもそも幸福とは何か、しばし立ち止まって考える時期であろう。

表裏は相関関係の糸で結ばれている?

製薬会社は自社の研究機関で新薬の開発に携わる事もありますが、それ以外に自然界に存在する未知の薬を探すという方法もあるようです。

その場合、まず自然界にある毒物を探し出すことからはじめるようです。

海洋生物であれ、陸上生物や植物などの毒を発見する事こそ、新薬製造の第一歩という事実は、古代の哲学者、パラケススのいう「毒物と薬はその分量で決まる」という思想と一致することは興味深いと思います

「毒にも薬にもならないものは、世の中になんの役にも立たない」という事はよくいわれたりします。

方向性のコントロールのイニシアチブを握るという事が以外に大切な事なのかもしれません。

続ける事が力になります。

サイエンスポータル(November 26, 2012)の報告です。

「行動や運動における“やる気”は、予測される報酬の量に影響されるという。その予測に、大脳基底核の「腹側淡蒼球(たんそうきゅう)」という部位の神経細胞が関わっていることが、自然科学研究機構・生理学研究所の橘吉寿助教と米国NIH(国立衛生研究所)の彦坂興秀博士らのサルを使った研究で分かった。
 
哺乳類の大脳基底核は運動調節や認知機能、感情、学習、動機づけといった、さまざまな機能に関わっているといわれる。研究チームは、情動と運動を結びつける神経回路を持つとされる腹側淡蒼球に注目した。 

アカゲザルに、特定の合図のあと、モニター画面の図形が動く方向に目を動かすように覚えさせ、うまくできたらジュース(報酬)をもらえるようにトレーニングした。そのときの腹側淡蒼球の神経活動を記録し分析したところ、腹側淡蒼球における神経細胞の多くが、合図を受けてジュースをもらえるまで、神経活動が持続することを発見した。 

 図形の位置によって、もらえるジュースの量を変えると、ジュースの量が多いほど、目を動かすスピード(運動)は速く、腹側淡蒼球の神経活動も大きくなった。薬物によって一時的に腹側淡蒼球の働きを抑えてやると、目のスピードはジュースの量に影響を受けなくなったという。 

 これらの結果から、腹側淡蒼球が、“報酬”を予測し“やる気”を制御する脳部位の一つであることが分かった。教育やリハビリテーションなどでは、“やる気”が学習意欲やその習熟度を高めるといわれる。橘助教は「今回の研究により、“報酬”に基づく学習プロセスの理解が進むことが期待される」と話している。 研究論文は21日、米国神経科学誌「NEURON」オンライン版に掲載された。」 

やる気の持続には報酬が不可欠のようですので、続けたい事に対するものには絶えずできる範囲での報酬を与える事が継続する事のキーワードになるようです。

未来への先読み!

聖書に「ノアの方舟」の逸話があります。

神の啓示により大洪水を予想したノアが、雌雄一対ずつの動物を連れて大波の災難から生物全滅の危機を乗り越えるというストーリーになっています。

聖書では大洪水という前兆を神の啓示とされていますが、それ以外にもしかしたらノア自身が目の前にある日照り続きの日常の中に、これまでとは異なる大洪水の小さな異変に気づいたのではないでしょうか?(個人的な推測です)

病気も同様に、突然なアクシデント以外はおそらく、その病気の前兆として体が何らかのシグナルを出しているものです。

例えば、脳梗塞の前のめまいや吐き気、心筋梗塞の前の左肩の痛み、風邪の前触れである寒気、神経根圧迫の前の手足のだるさやしびれなど、病気の前触れとしての症状を上げるときりがありません。

病気の発生する前兆の症状を正しく理解するには、正しい理性と知性が不可欠になります。

人生を支えている大切な一端ともいえる異常な症状というシグナルを正しく把握する事は、大きな大病を防ぐより効果的な治療ともいえるのでは?

「健康な状態でいる秘訣は、病気をしないことよ!」とフランスの長命だったことで有名なおばあちゃんの言葉には深い意味が込められているような気がします。