DHAサプリメントは効果はないという報告より。

DHAに含まれるオメガ3脂肪酸は心血管系の健康を守ると広く信じられていますが、この考え方はアメリカ国立衛生研究所の研究所の報告によるとこの魚油サプリメントには心臓発作や心筋梗塞などの心血管系のリスクを低くするという考えには何も根拠はないという報告を多数の臨床研究サイドが上げています。

EPADHAが心血管系の疾患に効果的であるという報告の最初は、70年代にオランダの博士がグリーンランドのイヌイットの病歴を調べてみたら心臓血管系の症例が少ないというデータを基にして現地人の食するこの魚油に含まれる成分がその疾患に効果的ではないかと発表したのに端を発しているようです。

まずこの話の中のオランダの博士は医師ではないということから、実際に臨床現場での死因を確認していないようです。彼はイヌイットがいる地域の役所に登記されているデータをもとにその地域の死因情報を得てその結論に至っているようです。

通常死亡診断書は医者の診断込みで役所に届け出るのが通常のやり方ではあるが、グリーンランドのようなイヌイットの生息する地域では医者が少なくて、イヌイットの死因は医師でない人が役所に届け出ることが多いようです。

医師でないと判断がつきにくいのが心血管系の病気であることから、グリーンランドのイヌイットの生息する医師のいない役所に届けられる死亡診断書には心血管系疾患による死因は届けられにくいと考えられ

その結果イヌイットの死因として心血管疾患の病気は少なくなるというデータをもとにしたらどうしても、イヌイットの死因は心血管系疾患が少ない、その少ない死因を持つイヌイットが通常食してる魚の脂(DHAEPA)は心血管障害に効果的であるという論法が出来上がってしまうという話になるようです。

あともう一つ

1990年代にイタリアの研究機関で11グラムの魚油を摂取する患者と、ビタミンEを摂取する患者と比べると死亡率が低くなったという医学論文が発表されたので、これが本当ならすごい発見であるので、ウィスコン大学附属病院で12000人の被験者に対して1日1グラムの魚油を投与した結果、その効果は全くでなかったという結果が出たようです。

2005年~2012年にかけて24以上の医学研究でオメガ3脂肪酸に対する研究がなされていますが、それに携わる22の医学研究論文ではそのような効果はないとされているようです。

残りの2論文は、プラセボ効果で魚油が心血管系に良い結果が出たのではないかという事を結論付けているようです。

実際イヌイットがいる地域に行ったことのある人の一部の証言では、イヌイットの食事は主にジャコウ牛の生肉とアザラシの生肉であったようです。生肉からは多くのビタミン群が得られるために、魚油の摂取をイヌイットの人々が頻繁に摂取していたかどうかも慎重に考えなくてはいけないと思います。

実際イヌイットの生活する環境は厳しと思われるので、その地方に生息する魚を摂取する機会は多いと考えられ増司、実際に体内の魚油レベルは多少は高いとのデータはありますが、それが心血管系の死因が少ないということに直接結びつくとも考えにくいようです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です